インプラント
インプラントについて
歯を失ってしまった方には、インプラントという治療法があります。
歯を失った部位にに人工の歯根(インプラント)を埋入し、失った歯を補う治療法です。従来は、歯を失った治療法としてブリッジや入れ歯が一般的でしたが、近年はインプラント治療を希望される患者様が増えています。
なぜインプラント治療が近年増えているのか
従来の治療のブリッジや入れ歯は、2つとも共通する点として、両隣の歯を使って、その歯を頼って装着するものになっています。
噛むという行為は、想像以上に強い力を、歯とあごにかけています(奥歯1本にかかる荷重は、その人の体重にほぼ等しいと言われています)。ブリッジでは、1本あたりにかかる荷重は約1.5〜1.8倍になるといわれています。つまり、両隣の削られた歯は過大な力で毎日噛むことになり、痛みやすく、この歯がだめになってしまうと、さらにその歯を将来的には抜歯になっていきます。
今まではそうやって、欠損部位が増えていく方が多かったといえます。
また一番奥の歯が欠損している場合はブリッジではなく、部分入れ歯を入れるのですが、入れ歯もブリッジと同じく隣の残ってる歯に金属製のバネをかけることで入れ歯を支えます。故にバネをかけている歯がバネによってしがみつかれるような感じになりますので、噛んだ時の衝撃が毎回伝わって歯が痛み始めていきます。また欠損部位のところには人工歯がきますが、人工歯は粘膜支持になるのとすり減りやすいという理由から、天然の歯よりも噛む力は少なくなってしまうため、バネをかけている歯が痛んでいき、将来的にはバネをかけている歯を抜歯になる場合が多々あります。
さらに義歯の場合は作り直す必要があります。
歯根がない部分の骨は、噛むことによって得られる刺激がないために次第に痩せていきます。また、残っている歯が移動してしまうため、ぴったり合わせて作った義歯も、使っている間に合わなくなってくるため、作り直す必要が出てきます。
ではインプラント治療の優れている点は?
歯を抜いて欠損した部位にインプラント治療は独立した歯を植立するため、上記に書いてあるブリッジや入れ歯の時のような、残っている健康な歯への負担が増加することはありません。あごの骨には自然の歯と同じように刺激が伝わり、インプラントを通して力をかけることができますので、骨の変形も少なくなることが知られています。
近年、インプラントの材料もインプラント治療の技術も進歩し、安心して受けられる安全な治療として確立しています。残っている歯を大切にして将来に多くの歯を残したいという方に、インプラント治療をおすすめしています。
インプラントメーカー
当院では世界シェア率No.1.2のストローマン製とノーベルバイオケア製のインプラントを使用しています。


ストローマン社製のインプラントについて
10年後の生存率は98.8%(スイスベルン大学調べ)
一度定着したインプラントが長年もつかどうかは、インプラント周囲炎が起こるかどうかにかかっています。インプラント周囲炎とは、インプラント周りに炎症がおきて骨が溶けてしまい、インプラントが最終的に抜けてきてしまう炎症のことです。
ストローマンインプラントはインプラント周囲炎になる確率が他のメーカーに比べ非常に低いため、世界中の歯科医からの信頼が高まり、結果、世界シェアNo.1になっています。
なぜインプラント周囲炎がおきにくいのか
他メーカーとの違いは表面性状 現代のインプラントはほとんどのメーカーでチタン製のネジの形態をしています。各メーカーの違いはインプラント表面性状です。ストローマン社は独自のSLAサーフェイスという表面性状に加工しています。SLAサーフェイスとはインプラント表面にコランダムと呼ばれる粒子を吹き付け、さらに酸処理をすることにより表面を粗造にしている表面性状のことです。
これによりインプラントの表面積が増加し、骨と強固に結合することにより、長持ちする、インプラントとなっています。またこれがインプラント周囲炎の発生率を下げているわけです。インプラントメーカーは各社この表面性状の開発競争をしてきましたが、研究者の間ではこのSLAサーフェイスによってインプラント表面性状の開発は終わったのではないかとも言われているくらい完成度の高いものです
ストローマン社の長い歴史と実績
ストローマン社は1954年創業し、半世紀以上もインプラント業界を牽引してきました。もしトラブルが多いメーカーであれば、淘汰される業界で今だにシェアを伸ばしています。2010年頃にはノーベル社を抜いて世界シェアNo1になったのも信頼の証でしょう。他の後続インプラントメーカーが目標として追随しているメーカーです。
ストローマン社の世界シェア率:世界No.1メーカー
近年、世界のインプラント市場でNo.1のシェアとなりました。それだけ多くの歯科医師の支持を得ているわけです。
また、インプラントの業界では規模の小さいメーカーの吸収や淘汰が進んでおります。いわゆる安いインプラント治療がでてくるのもこの時期です。ただ、小さな会社ですともし今後会社がなくなると部品の調達ができないことが考えられ、長期間使用する想定のインプラントの部品の交換ができなくなってしまう恐れがあります。その点、ストローマン社は大きな世界規模の会社なので、そのような心配とは一番かけ離れた会社です。
膨大な臨床実績で安全性を示しています
過去に世界で500万人以上の患者さんに1400万本以上のストローマンインプラントが埋入され、高い成功率が報告されています。現在では年間100万人もの患者さんに使用されるまでになりました。術後のトラブルが少ないメーカーとして歯科医師の信頼を勝ち取ったメーカーです。
患者様がもし遠方にお引っ越しすることも想定『ストローマンパスポート』
近年、インプラントを埋めて十年以上が経過し、患者さんの引っ越しなどに伴い、引き継ぐ歯科医師が「どのメーカーのインプラントなのかわからない」「メーカーがわかっても太さなどの規格がわからない」といったトラブルが発生しています。当院においても、他の歯科医院で治療したインプラントのネジが緩んだから締めて欲しいという依頼があるのですが、メーカーがわからないとネジ1つ締められないのです。
その点、ストローマン社は日本でも、海外でも扱ってる歯科医院がかなり多くありますので、お引っ越し先の歯科医院でメンテナンスを受けやすいといえます。
ストローマン社製の部品の特徴
ネジやスクリューの適合精度が高く、高強度でネジ山が壊れにくい点です。
適合の良細かなネジの1つ1つまで、非常に強固なシステムで満足しております。ストローマン社はもともとスイスの精密時計のメーカーでしたのでそうした技術が生かされているのだと思います。
インプラントはストローマン社の工場からアンプルというケースの中に1つ1つ滅菌個装された状態で送られてきます。手術の数日前に送られてきた新しいものを使います。そして埋入直前にアンプルから慎重に取り出したら、すぐに骨の中に埋入してしまいます。
カルテにはインプラントの品番(REF)とロット番号(LOT)を記載して管理できます。
CT設備
当院では高精度の治療をご提供するためにCT(Computed Tomography、コンピュータ断層撮影装置)を完備しています。あらゆる患者様、お一人お一人に最適なインプラント治療をするためにCTで骨量や骨の状態、額骨内の神経の走行を把握したした上で治療していきます。
当院のCTの特徴
- 被曝線量が少ない
- 3 次元での画像解析が可能になる
- 可視性:通常のレントゲンではみられない組織の中まで見ることができる






