審美治療(セラミック治療)
銀歯など口元の見た目にお悩みの方へ。
天然歯のように自然なセラミックの詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)、歯の表面に薄いセラミックを貼り付ける「ラミネートベニア」など、多彩な選択肢をご用意しています。
歯を削る量を最小限に抑え、美しく機能的な口元を実現します。
口元に自信と健康という輝きを
口元はその人の印象を大きく左右するとても大切な場所です。
そしてそこに施されるべき歯科治療は、単に「歯を白くする」「見た目をきれいにする」といった表面的な美しさだけを追求するものであってはならないと私たちは考えます。

当院が目指す審美治療
当院が目指す審美治療は「審美性(美しさ)」と「機能性(正しく噛める、話せること)」、そして「生体親和性(身体への優しさ・長期的な健康)」という三つの要素が、極めて高いレベルで調和した状態を実現することです。
「笑った時に奥歯の銀歯が見えるのが気になって、思いきり口を開けられない」。
多くの方が、このような審美的なお悩みをきっかけにご相談にいらっしゃいます。
しかし詳しくお話を伺い精密な検査をしてみると、その銀歯の下でむし歯が再発していたり、金属が原因で歯ぐきが黒ずんでしまっていたり、あるいはご自身でも気づかなかった金属アレルギーに悩まされていたりといった健康上の問題が見つかるケースが少なくありません。
美しい口元は、コンプレックスからあなたを解放し、自信を取り戻し、人生をより豊かに前向きにする素晴らしい力を持っています。
そして同時に、精度の高い身体に優しい材料を選択することは、将来のむし歯や歯周病のリスクを減らし、あなたの大切な歯の寿命そのものを延ばすことに直接繋がっているのです。
私たちは一時の美しさだけでなく、その先にある生涯にわたるお口の健康までを見据えた本質的な審美治療を患者様お一人おひとりにご提案します。
より良い治療のために様々な選択肢
日本の歯科医療には健康保険が適用される「保険診療」と適用されない「自費診療」が存在します。
審美治療を考える上で、まずこの二つの違いを正しくご理解いただくことが、ご自身にとって良い選択をするための第一歩となります。
保険診療の役割とその限界
保険診療は国民皆保険制度のもと、誰もが費用を抑えて病気や怪我の治療を受けられるように定められた非常に優れた制度です。
その目的は、あくまで「病気によって損なわれた機能を回復させること」にあります。
むし歯を削って詰める、歯を失った部分に入れ歯を入れるといった機能回復の点では、大きな役割を果たしています。
しかしその一方で保険診療には「使用できる材料」や「治療にかけられる時間・手順」に国が定めた厳しい制限があるのも事実です。
特により高い「審美性(見た目の美しさ)」やより精密な「適合性」、より長期的な「耐久性」といった付加価値を追求することは、保険診療の枠組みの中では想定されていません。
保険で使われる材料のデメリット
銀歯(金銀パラジウム合金)

保険診療で奥歯の詰め物・被せ物によく用いられる金属です。
- 大きな欠点は、その見た目です。お口を開けた時に、どうしても黒く目立ってしまいます
- 金属イオンが唾液によって溶け出し、長年のうちには歯ぐきを黒く変色させたり、身体が過剰に反応して金属アレルギーの原因になったりする可能性も指摘されています
- 材質の特性上、精密な加工にも限界があり、歯と金属の間にできたわずかな隙間から、むし歯が再発する「二次カリエス」のリスクもセラミックに比べて高いと言わざるを得ません
プラスチック(コンポジットレジン)

前歯の小さなむし歯の治療などに用いられる白いプラスチック素材です。
- 治療したその日はきれいに見えますが、プラスチックは吸水性があるため、時間の経過とともに飲食物の色を吸収して黄ばんだり、すり減ってきたりします
- 表面に傷がつきやすく、そこに汚れ(プラーク)が付着しやすいため、審美性と機能性を長期間維持するのは難しい材料です
自費診療(セラミック治療)

自費診療は、保険診療の様々な制約から解放され、現在考えられる世界水準の優れた材料と技術を用いて、患者様お一人おひとりの「こうなりたい」という理想を追求できる治療法です。
その代表的な材料が「セラミック」です。
セラミックが持つ、優れた特性
卓越した審美性
天然の歯が持つ透明感や光沢、そして複雑な色調を見分けがつかないほど忠実に再現することが可能です。
優れた耐久性・不変性
陶材であるセラミックは、水分を吸収しないためプラスチックのように変色することがありません。
また表面が非常に硬く摩耗しにくいため、長期間にわたって治療したての美しい状態を維持できます。
高い清掃性と予防効果
表面がまるでガラスのように滑らかでツルツルしています。
そのためむし歯や歯周病の原因となるプラークなどの汚れが付着しにくく、付着したとしても歯磨きで簡単に落とすことができます。
結果として、二次カリエスのリスクを大幅に低減させ、歯の健康を長く守ることに繋がります。
優れた生体親和性
セラミックは化学的に非常に安定した素材であり、金属のようにイオンが溶け出したりアレルギーを引き起こしたりする心配がありません。
身体に非常に優しい安全な材料です。
あなたの理想をかなえる、多彩なセラミック治療
当院では、患者様のお悩みや治療する歯の場所、ご予算などに応じて様々な種類のセラミック治療をご用意しています。
① 小さな銀歯を、自然な白い歯に【セラミックインレー】

奥歯のむし歯を治療した際に、削った部分を補うための「詰め物」です。
保険診療では銀歯になることが多い、比較的小さな範囲の修復に適しています。
保険の銀歯は、お口の中で型取りをしてそこに直接金属を詰めるという方法で作られることがありますが、セラミックインレーは精密に型取りしたお口の模型を元に、専門の歯科技工士が一つひとつオーダーメイドで製作します。
そのため、歯と詰め物の間にほとんど隙間や段差がなく、寸分の狂いもなくぴったりと適合します。
この高い適合精度が、二次むし歯のリスクを劇的に低減させます。
もちろん、見た目は周りのご自身の歯と見分けがつかないほど自然で、大きくお口を開けて笑っても治療したことが全く分かりません。
② 前歯の色や形、すき間が気になる方へ【ポーセレンラミネートベニア】

前歯の表面をエナメル質の範囲内で、ごくごくわずか(0.3mm~0.5mm程度)だけ削り、その上にネイルチップのような薄いセラミックのシェルを貼り付ける治療法です。
歯を削る量が少なくて済むため、歯への負担が非常に少ないのが大きな特徴です。
ホワイトニング治療では白くすることが難しい、薬剤(テトラサイクリンなど)が原因の歯の変色を白く美しい歯に変えることができます。
また、前歯のちょっとした隙間(すきっ歯)を閉じたり、先端が少し欠けてしまった歯や形の不揃いな歯(矮小歯など)の形態を理想的な形に整えたりすることも可能です。
治療回数も、通常2回程度で完了するため、短期間で劇的に口元の印象を変えたいという方にも適しています。
③ 大きな銀歯や、神経を抜いた歯を白く美しく【セラミッククラウン】
むし歯が大きかったり、神経の治療をしたりした歯に全体をすっぽりと覆うように被せる「被せ物」です。クラウンには、使用する素材によっていくつかの種類があります。

オールセラミッククラウン
その名の通り、すべてがセラミック素材だけで作られた被せ物です。
金属を一切使用しないため、光が天然の歯と同じように透過し、自然で透明感のある美しい仕上がりとなります。特に、人目につきやすい前歯の治療に適しています。
金属アレルギーの心配が全くなく、長年使用しても金属イオンによって歯ぐきが黒ずんでしまうようなこともありません。

ジルコニアクラウン
「白い金属」とも形容される、人工ダイヤモンドとしても知られる「ジルコニア」という極めて高い強度と耐久性を持つセラミック素材で作られた被せ物です。
従来のセラミックでは、強度の問題から適用が難しかった強い力がかかる奥歯や、歯を失った部分を補うブリッジにも安心して使用できます。
審美性と金属に匹敵するほどの強さを兼ね備えた非常に優れた材料です。

メタルボンドクラウン
内側は強度を確保するための金属で、そして外側の見える部分は審美性を高めるためのセラミックを焼き付けた二重構造の被せ物です。
セラミック治療の中では、歴史と実績のある治療法であり、長年にわたりその信頼性が確立されています。
内側の金属フレームによって非常に高い強度が保たれるため、奥歯の治療などで特に噛む力を重視する場合に適しています。
④ 歯を失った部分を白く、美しく【セラミックブリッジ】

歯を一本失ってしまった場合に、その両隣の健康な歯を支え(土台)として、橋(ブリッジ)をかけるように連結した被せ物で欠損部を補う治療法です。
保険診療では、支えの歯が銀歯になったり、連結部分に金属が見えたりすることがありますが、セラミックやジルコニアを用いることで、支えの歯もダミーの歯もすべて白く自然な見た目に仕上げることが可能です。
強度に優れたジルコニアの登場により、従来は金属でしか対応できなかったような奥歯の長いブリッジも、金属を使わずに白く丈夫に作製できるようになりました。
治療のプロセスと、美しさを長持ちさせるために
精密な治療を実現するためのステップ
質の高いセラミック治療は、歯科医師の技術だけで成り立つものではありません。患者様とのゴール設定、そして専門の歯科技工士との密な連携がその成功を支えます。

治療の流れ
- カウンセリング
まず、患者様がご自身の口元のどこにどのようなお悩みやコンプレックスをお持ちで、どのような状態になることを望んでいらっしゃるのかを私たちが深く理解することから始まります。
様々な治療法の選択肢について、メリット・デメリットを含めて詳しくご説明し、治療のゴールを共有します。 - 診査・診断と治療計画
レントゲン写真やお口の中の写真撮影、歯の色の測定(シェードテイキング)などを行い、お口全体の健康状態を正確に把握します。その上で、適切な治療計画を立案します。 - 精密な歯の形成・型取り
治療計画に基づき、歯を削ってセラミックを被せるための土台の形を整えます。そして、お口の精密な型取りを行います。この型が、仕上がりを左右する極めて重要な「設計図」となります。
治療中は、日常生活に支障がないよう審美的な仮歯を装着しますのでご安心ください。 - 歯科技工士によるオーダーメイド製作
当院では、セラミック技工において特に高い技術と美的センスを持つ信頼のおける歯科技工所と連携しています。
精密な模型を元に、専門の歯科技工士が患者様の周りの歯の色や形、そしてお顔全体のバランスと調和する世界に一つだけの、あなただけのセラミック技工物を丹精込めて製作します。 - 装着・調整
完成したセラミックをお口の中に装着します。色の調和を確認し、セメントで完全に接着する前に噛み合わせの高さや隣の歯との接触の強さなどをミクロン単位で精密に、そして丁寧に行います。
セラミックの輝きを永遠に。
メインテナンスの重要性
セラミックという素材そのものは、陶器のお皿と同じように変色したりむし歯になったりすることはありません。
しかし、それはもう二度と歯科医院でのケアが必要ないという意味ではありません。
セラミックが装着されている土台は、あなた自身の大切な歯です。その歯と歯ぐきの境目や周りの歯のケアを怠れば、当然むし歯や歯周病になってしまいます。
せっかく手に入れたセラミックの美しさとその優れた機能を生涯にわたって維持するためには、ご自身の毎日の丁寧なセルフケアと私たちプロフェッショナルによる定期的なメインテナンスが絶対に不可欠です。
定期検診では、セラミックの状態や噛み合わせに変化がないかをチェックするとともに、専門の器具を用いたクリーニング(PMTC)でセルフケアでは落としきれない汚れを徹底的に除去し、お口全体の健康を守ります。

あなたらしい笑顔でもっと輝く毎日を
審美治療は単に歯の形や色を修復するだけの治療ではありません。
それはお口元のコンプレックスによって失われていた患者様の自信や前向きな気持ち、そして心からの笑顔を取り戻すための特別な治療であると私たちは考えています。
銀歯を気にすることなく、大きな口を開けて笑える。
人前で自信を持って、はっきりと話せる。
その一つひとつの変化が、あなたの毎日を、そして人生そのものをより豊かで素晴らしいものへと変えていく力を持っています。
もし、あなたがご自身の口元に少しでもお悩みをお持ちでしたら。
どうぞ、一人で抱え込まずに私たちにご相談ください。
当院には、お一人おひとりの患者様の想いに真摯に寄り添い、その方にとっての「機能美」を共に追求していくための知識と技術、そして情熱があります。
あなたらしい笑顔で、もっと輝く毎日を送るためのお手伝いをぜひ私たちにさせてください。